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美容室2,340店の口コミ件数と自社サイト率を実測した記録

この記事は掲載料・取材料をいただかずに制作しています。

調査は当媒体が自ら実施したものです。

美容室2,340店の口コミ件数と自社サイト率を実測した記録

東京と大阪の7エリアで、駅から半径500m以内にある美容室・理容室2,340店を数えました。Googleの店舗情報にサイトURLが登録されていたのは76.9%です。ただしそのURLを1件ずつ分類すると、自社のドメインを持つ店は36.6%にとどまり、登録URLの38.1%はホットペッパービューティーの店舗ページでした。口コミ件数の中央値は7.0〜31.0件です。2026年7月31日にGoogle Places APIで取得した一次データです。

要点

どうやって調べましたか

Google Places API で、7駅それぞれの座標を中心とする半径500m以内の店舗を、業種 hair_salon および barber_shop に限定して取得しました。範囲は区画に分けて取得しています。心斎橋駅は初回の取得が上限で打ち切られ573店となったため、区画を細かくして取り直し728店で確定しました。他の6エリアは、どの区画もAPIの上限20件に達しておらず、取りこぼしが起きない状態であることを確認しています。さらに7エリアの全21通りの組み合わせで店舗IDを突き合わせ、心斎橋駅と難波駅で重複していた31店は心斎橋駅側にのみ計上しました。医療および医療類似の業種のほか、ジム・サウナ・銭湯・宿泊施設・バーなども対象から外し、店名に脱毛や増毛などの語を含む店も除外しています(最終的な除外は全7エリアで26店・1.1%)。登録されていたURLは、ドメインの保有者を基準に7区分へ分類しました。判定に使ったドメインの一覧は本文に掲載しています。

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調査の種類使用したサービス取得の条件実施日実施回数
店舗の悉皆調査Google Places API(Nearby Search)各駅の座標を中心に半径500m/includedTypes = hair_salon, barber_shop1回

※ 上の実施日(2026年7月31日)時点の記録です。結果の編集や取捨選択は行っていません。条件に合う店舗をすべて取得する調査のため、実施は1回です。回数を増やしても対象は変わりません。

結果

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調査対象店舗数2,340店
対象エリア数7エリア
サイトURLの登録(1,799店/2,340店)76.9%
自社ドメインを持つ店(856店/2,340店)36.6%
ホットペッパービューティーの店舗ページ(686店/2,340店)29.3%
口コミ件数の中央値7.0〜31.0件
口コミ0件の店(350店/2,340店)15.0%

この記事の数字は、何を指しているのか

本記事が数えたのは2つだけです。Googleの店舗情報に載っている「口コミ件数」と「ウェブサイトのURL」で、売上でも来店数でもありません。読み違いを防ぐため、使う言葉を先に定義します。

口コミ件数の分布に使う3つの値

  • 中央値とは、店を口コミ件数の順に並べたとき、ちょうど真ん中に来る店の件数です。平均値と違い、口コミが極端に多い一部の店に引っ張られません。
  • 上位25%ラインとは、そのエリアで口コミが多いほうから4分の1に入るために必要な件数です。下位25%ラインは、少ないほうから4分の1にあたる店の件数です。
  • この3つは線形補間法で計算しています。店を口コミ件数の順に並べ、位置 (n-1)×0.25 を取って前後の値を按分する方法です。23.5件や64.75件のような小数が出ますが、丸めずにそのまま載せます。丸めると上げ下げの方向が箇所ごとにぶれ、あとから検算できなくなるためです。

サイトの数え方は、2つに分けます

  • サイトURLの登録とは、Googleの店舗情報にウェブサイトのURLが1本入っている状態です。行き先は問いません。
  • 自社サイトとは、そのURLがその店自身のドメインである状態です。ホットペッパービューティーの店舗ページのように、他社のドメイン上に置かれたページは含めません。

この2つは別物です。「公式サイト保有率」という言い方をすると、どちらを指しているのかが読み手に分かりません。そのため本記事ではこの語を使わず、登録されていた1,799件のURLをドメインの保有者を基準に7区分へ分けて、両方の数字を並べて出します。

この数字は「数え切れている」と、どうやって確かめたのか

確認したのは2つです。取りこぼしがないことと、エリア間で同じ店を二重に数えていないこと。どちらも通ったデータだけを集計に使っています。あわせて、何を対象から外したかも開示します。

取りこぼしがないことを、どう確かめたか

店舗の一覧を取得する仕組みには、1つの区画あたり20件という上限があります。店舗が密集した区画では全店に届く前に打ち切られることがあり、気づかずに集計すると店舗数は実際より少なく、中央値も本来と違う値になります。

確かめ方はエリアで違います。実際に打ち切られたのは心斎橋だけで、他の6エリアはそもそも上限に届いていませんでした。

  • 心斎橋 … 初回の取得が上限で打ち切られ573店でした。区画を細かくして取り直したところ728店になり、さらに1段細かくしても数字が変わらないことを確認しています。本記事で使っているのはこの728店です。
  • 他の6エリア … どの区画も上限の20件に達していません。届く前に打ち切られる状態が起きていないため、取りこぼしようがないことを確認しました。

エリア間で二重に数えていないことを、どう確かめたか

心斎橋駅と難波駅は約1km以内にあり、半径500mの円が一部重なります。そこで7エリアの全21通りの組み合わせで、店舗に付けられたIDを突き合わせました。重複は心斎橋駅と難波駅の31店だけで、他の20通りには重複がありませんでした。この31店は心斎橋駅の側にのみ数えています。

何を対象から外したか

対象はGoogleの業種分類で hair_salon(美容室)/barber_shop(理容室) に当たる店です。そのうえで、次を外しています。

  • 業種で外したもの … 美容外科・脱毛・皮膚科などの医療および医療類似の業種に加えて、ジム、サウナ、銭湯、ホテル、宿泊施設、ナイトクラブ、バー、ラウンジバー。
  • 店名の語で外したもの … まつげエクステ、マツエク、エステティック、増毛、ウィッグ、かつら、植毛。

最終的に外したのは、全7エリアで26店(1.1%)です。これとは別に、14店は店名の語で除外の候補になりましたが、対象に戻しています。Googleの業種分類で美容室と判定されていたためです。名前に別業種の語が入っているだけの美容室を落とさないための処理で、この判断を入れないと実在する美容室が消えます。

この2つの確認を通っていないデータは、本媒体では記事にしません。数字が1つ増えることより、載せた数字がすべて同じ条件で取り切れていることを優先します。

「サイトURLがある」の中身を分けると、何が残るのか

2,340店のうち、URLの登録は1,799店(76.9%)です。しかし自社のドメインは856店(36.6%)にとどまります。40.3ポイントの差があります。差の大半は、集客ポータルの店舗ページです。

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区分件数全体に占める割合
① 自社ドメイン85636.6%
② 集客ポータル69529.7%
③ 他社プラットフォーム上のページ1315.6%
④ SNS・リンク集約773.3%
⑤ 予約SaaS271.2%
⑥ 判定保留130.6%
⑦ URL登録なし54123.1%

(「件数」はすべて店舗数です。⑦の541は、URLが登録されていない541店を指します。限界の欄にも541という数字が出てきますが、そちらは自社ドメインを自分の店だけで使っている店の数で、別のものです。数字が同じなのは偶然です。)

区分の定義

  • ② 集客ポータル … 店を集めて送客する媒体の店舗ページです。ホットペッパービューティー、ミニモ、楽天ビューティ、エキテンなどが該当します。
  • ③ 他社プラットフォーム上のページ … ドメインの保有者が第三者のサービス事業者であるものです。その店でもそのブランドでもありません。そのサービスを解約すればURLごと消え、他所へ移すこともできません。サロン共有プラットフォーム、ブログ、無料ホームページ作成サービスが該当します。
  • ④ SNS・リンク集約 … Instagram、Facebook、X(旧Twitter)、LINE、YouTube などのアカウントページです。複数のリンクを1ページにまとめるサービスもここに入れています。
  • ⑤ 予約SaaS … 予約の受付機能を提供する事業者が用意したページです。店の紹介ではなく、予約画面やログイン画面が主なものを指します。
  • ⑥ 判定保留 … 短縮URLや共有ホスティングなど、ドメインだけでは行き先を判別できなかったものです。13店・0.6%あり、どの区分にも入れていません。

③について、1つ注意があります。URLが /salons/12345/ のような形をしていることは手がかりにすぎず、判定の根拠ではありません。チェーン本部の自社サイトも同じ形を取るためです。分けているのは、あくまでドメインの保有者が誰かです。

最も多かった単独のドメインは、ホットペッパービューティーです。hotpepper.jp と hpr.jp の2つを合わせて686店あり、全2,340店の29.3%、URL登録あり1,799店の38.1%にあたります。②集客ポータル695店のうち686店がホットペッパービューティーで、他のポータルは9店でした。

つまり登録があった1,799店のうち686店は、ホットペッパービューティーの店舗ページでした。これは店にとってのウェブサイトではなく、掲載媒体の中の1ページです。ここを分けずに「公式サイト保有率76.9%」と書けば、この686店も「公式サイトを持つ店」に数えられます。本記事がその言い方を使わないのは、このためです。

この分類は、どういう手順で判定したのか

判定はドメイン名だけで機械的に行いました。ページを人の目で見て決めた箇所はありません。当てはめる順序で結果が変わるため、順序と使ったドメインの一覧をすべて公開します。

判定の順序

上から順に当てはめ、最初に当たった区分で確定します。

  1. ⑦ URL登録なし … 登録欄が空
  2. ⑥ 判定保留 … 下記の9ドメイン
  3. ② 集客ポータル
  4. ③ 他社プラットフォーム上のページ
  5. ④ SNS・リンク集約
  6. ⑤ 予約SaaS
  7. ① 自社ドメイン … どれにも当たらなかったもの

照合の方法

ホスト名を小文字にし、先頭の www. を取り除いてから照合しました。完全に一致するか、.ドメイン名 で終わる場合に一致とみなします。サブドメインも含まれます。

判定ルールの全文は、url-classification.json というファイルで公開しています。この記事の表に載せたのは、今回1件以上該当したドメインだけです。該当が0件だったドメインもルールには含まれています。全文は判定ルールの全文(url-classification.json)をご覧ください。

この一覧を公開したことで、実際に漏れが見つかりました。第三者がルールを組み直して照合する過程で、公開前だけでも累計29店(19ドメイン)の区分が変わりました。ルールを伏せていれば、どれも誰にも見つけられませんでした。

② 集客ポータル(695件)

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判定に使ったドメイン件数
hotpepper.jp680
hpr.jp(ホットペッパービューティーの短縮ドメイン)6
minimodel.jp3
beauty.rakuten.co.jp3
bestsalonreport.jp1
hairlog.jp1
ekiten.jp1

③ 他社プラットフォーム上のページ(131件)

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判定に使ったドメイン件数
hairbook.jp50
stekina.com21
amebaownd.com7
wixsite.com5
canva.site4
ameblo.jp4
suma-one.jp4
atama-bijin.jp3
kanzashi.com3
peraichi.com / manus.space / salonpos-net.com / thebase.in / mystrikingly.com各2(計10)
studio.site / themedia.jp / storeinfo.jp / airsalon.net / goope.jp / crayonsite.info / p-kit.com / jimdofree.com / pagehub.jp / locaop.jp / shopinfo.jp / sites.google.com / main.jp / postas.asia / bindcloud.jp / crayonsite.net / showme.studio / pages.dev / iihair.net / ipcard01.com各1(計20)

④ SNS・リンク集約(77件)

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判定に使ったドメイン件数
instagram.com50
facebook.com10
lit.link4
lin.ee4
line.me / youtube.com / linktr.ee各2(計6)
xiaohongshu.com / linkbio.co / x.com各1(計3)

⑤ 予約SaaS(27件)

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判定に使ったドメイン件数
b-merit.jp(サブドメインを含む)20
coubic.com2
1cs.jp2
yoyakul.jp / cu-mybeautydesk.com / reservia.jp各1(計3)

⑥ 判定保留(13件)

保留した13店は、11のホストにまたがります。判定に使ったドメインで数えると9件で、下の表はその9件をすべて挙げたものです。どこに入るか決められなかったものを、黙って①に混ぜないためです。

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判定に使ったドメイン件数保留した理由
jp.net3共有第2レベルドメイン。店が自分で登録した可能性もあり判別できない
cloudzero.biz2共有ホスティングと思われる(URLのパスが / のみで判断材料がない)
onelink.me2アプリ・予約への転送URLで、リンク先のページが確認できない
onemorehand.jp1テナント別サブドメインの共有基盤とも、運営会社の自社サイトとも読める。ページを開かずに判定できない
hairsalongoope.com1独自に登録されたドメインだが、名称が無料サービス「グーペ」に由来し判別できない
qjnavi.jp1美容の求人ポータル。集客用のサイトではない
rd-listing.yahoo.jp1広告のリダイレクトURLで、店のサイトではない
map.yahoo.co.jp1地図サービスへのリンクで、店のサイトではない
goo.gl1短縮URL。リンク先が確認できない

① 自社ドメイン(856件)

②〜⑥のどれにも当たらなかったものです。634ホスト・630ドメインにわたります。ホストのほうが4多いのは、同一のドメインに2つ以上のホストを持つブランドが4件あるためです。

7エリアで、自社サイトを持つ店はどれくらいか

登録率は69.4〜88.8%とエリア差があります。しかし自社ドメインまで絞ると30.4〜45.7%に落ちます。どのエリアでも、URLがある店の半分前後は自社のドメインではありません。

以下の表では駅名を「渋谷」のように略記します。いずれも駅の座標を中心とした半径500mの範囲です。

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エリア店舗数URL登録登録率
渋谷27021880.7%
新宿21419088.8%
原宿38330479.4%
池袋34425574.1%
梅田25321585.0%
心斎橋72850569.4%
難波14811275.7%
合計2,3401,79976.9%

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エリア自社ドメイン自社サイト率
渋谷10639.3%
新宿8941.6%
原宿17545.7%
池袋10931.7%
梅田10641.9%
心斎橋22130.4%
難波5033.8%
合計85636.6%

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エリア集客ポータルポータル比率
渋谷8732.2%
新宿8238.3%
原宿8421.9%
池袋11834.3%
梅田9236.4%
心斎橋18425.3%
難波4832.4%
合計69529.7%

「自社サイト率」も「ポータル比率」も、分母はそのエリアの全店舗数です(1つめの表の「店舗数」欄)。URL登録ありを分母にした割合ではありません。件数を併記してあるので、読者が自分で割り算して確かめられます。

自社サイト率が最も高いのは原宿の45.7%、最も低いのは心斎橋の30.4%でした。新宿は登録率が7エリアで最も高い88.8%ですが、自社サイト率は41.6%です。URLが多く登録されているエリアが、自社サイトの多いエリアとは限りません。

口コミの件数は、エリアでどれだけ違うのか

中央値は7.0〜31.0件で、最も高いエリアと最も低いエリアの間に4.4倍の差がありました。最も高いのは梅田の31.0件、最も低いのは心斎橋の7.0件で、31.0 ÷ 7.0 = 4.43倍です。

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エリア下位25%ライン中央値上位25%ライン
渋谷3.0件23.5件64.75件
新宿7.25件26.0件86.0件
原宿2.0件12.0件43.5件
池袋4.75件23.0件60.0件
梅田10.0件31.0件72.0件
心斎橋1.0件7.0件30.0件
難波3.0件16.0件47.25件
7エリア計3.0件15.0件52.0件

小数は丸めていません。線形補間法で計算した値をそのまま載せています。整数に直すと、上げるか下げるかの判断が箇所ごとにぶれ、あとから検算できなくなるためです。

上位25%ラインは30.0〜86.0件、下位25%ラインは1.0〜10.0件でした。同じ「駅から徒歩6分の美容室」でも、何件あれば多いほうに入るのかはエリアでまったく違います。

口コミが一桁の店は、実際に何店あるのか

9件以下が980店(41.9%)、0件が350店(15.0%)ありました。四分位からの推計ではなく、1店ずつ数えた実数です。

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エリア0件1件以下9件以下
渋谷38 (14.1%)51 (18.9%)102 (37.8%)
新宿22 (10.3%)33 (15.4%)63 (29.4%)
原宿68 (17.8%)87 (22.7%)173 (45.2%)
池袋44 (12.8%)63 (18.3%)110 (32.0%)
梅田15 (5.9%)23 (9.1%)63 (24.9%)
心斎橋145 (19.9%)205 (28.2%)414 (56.9%)
難波18 (12.2%)27 (18.2%)55 (37.2%)
合計350 (15.0%)489 (20.9%)980 (41.9%)

(かっこ内は、そのエリアの店舗数に占める割合です)

最も差が大きいのは心斎橋と梅田です。心斎橋は9件以下が56.9%と半数を超え、0件の店だけで145店ありました。梅田は9件以下が24.9%、0件が15店(5.9%)です。同じ大阪の隣接エリアでも、Googleマップ上に見えている情報の量はまったく違います。

ただし、口コミの少なさは経営の良し悪しを表しません。紹介と既存客だけで席が埋まっている店もあります。今回分かるのは、Googleマップ上で見えている情報の量だけです。

口コミが多い店は、自社サイトを持っているのか

このデータでは言えません。口コミ上位10店では登録率が98.6%まで上がります。しかしその登録URLのうち自社ドメインは47.8%です。全店の47.6%との間に、差が見当たりません。上がっているのは「URLが1本入っているか」だけで、その中身の構成は変わっていません。

まず、上位10店(7エリア×10店=70店)の内訳です。店舗IDで突き合わせた結果、7エリアの間に重複は0件でした。延べでもユニークでも70店です。

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区分件数割合
① 自社ドメイン3347.1%
② 集客ポータル3042.9%
③ 他社プラットフォーム上のページ68.6%
⑦ URL登録なし11.4%

70店のうちURLが登録されていたのは69店(98.6%)です。そのうち自社ドメインは33/69(47.8%)、集客ポータルは30/69(43.5%)でした。

ここから先は、分母が2種類あります。上の表は70店(上位10店の全体)が分母で、次に出てくる47.8%と47.6%はURLの登録があった店が分母です。47.1%と47.6%は分母が違うため、この2つを引き算しても意味はありません。

全体と並べると、違いが出るのは1つだけです。

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比べるもの全店(2,340店)上位10店(70店)
URLを登録している店1,799店(76.9%)69店(98.6%)
登録あり中の自社ドメイン856/1,799店(47.6%)33/69店(47.8%)
登録あり中の集客ポータル695/1,799店(38.6%)30/69店(43.5%)

登録している率の差は、偶然では説明しにくい差でした(p<0.001)。一方、登録URLに占める自社ドメインの割合は、偶然の範囲と区別がつきません(p=0.968)。集客ポータルの割合は4.9ポイント高く見えますが、こちらも区別がつきません(p=0.418)。「上位店はポータル比率が高い」とは書けません。

(p値は、実際には差がないのに、これだけの差かそれ以上の差が偶然でついてしまう確率です。値が小さいほど「偶然ではなさそう」、1に近いほど「偶然でも起きる範囲」を意味します。)

幅で見ると、もっとはっきりします。上位10店の自社ドメイン比率47.8%には、95%信頼区間で36.5%〜59.4%の幅があります。70店という少なさから来る幅で、全店の47.6%もこの幅の中にあります。同じ値だと言い切れるわけではありません。言えるのは、差が見当たらないということです。

上位の範囲を広げても、同じでした。

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上位N延べ店舗URL登録率登録あり中の自社ドメイン
上位107098.6%47.8%
上位2014098.6%52.2%
上位3021097.1%49.0%
上位5035096.6%49.4%
全店2,34076.9%47.6%

(「延べ店舗」は7エリア分を足した数です。いずれのNでも重複が0件であることを店舗IDで確認しています。)

Nを広げるほど登録率だけが98.6%から76.9%へ下がり、自社ドメインの割合は47.8〜52.2%の幅で動きません。全店の47.6%と同じ水準です。上位何店で切っても結論は変わりませんでした。

口コミ件数で全店を層に分けても、同じ形になります。

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口コミ件数店舗数URL登録あり登録率
0件35014842.3%
1〜9件63040564.3%
10〜49件74466188.8%
50〜99件29227192.8%
100〜299件23923096.2%
300件以上858498.8%
合計2,3401,79976.9%

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口コミ件数登録あり自社ドメイン集客ポータル
0件14879(53.4%)31(20.9%)
1〜9件405204(50.4%)128(31.6%)
10〜49件661283(42.8%)292(44.2%)
50〜99件271140(51.7%)107(39.5%)
100〜299件230108(47.0%)101(43.9%)
300件以上8442(50.0%)36(42.9%)
全店1,799856(47.6%)695(38.6%)

2つめの表の分母は、その層のURL登録あり店舗数です(2列目)。全店舗数ではありません。

登録率は42.3%から98.8%まできれいに上がります。しかし自社ドメインの割合は、42.8〜53.4%の間を行き来するだけです。最も低いのは10〜49件の層、最も高いのは0件の層で、口コミが多い層ほど自社ドメインが多いという並びにはなっていません。

集客ポータルの割合は口コミが多い層ほど高く見えますが、この読み方には注意が必要です。口コミ0件の層は登録率が42.3%と低く、そこでURLを登録している148店は、0件層の中でも特殊な一部である可能性があります。観測された事実としてのみ記します。ここから理由を読み取ることは、このデータではできません。

この章で言えるのは、次の1点だけです。口コミが多い店ほど、Googleの店舗情報に何らかのURLを入れている割合は高い。ただしそのURLが自社のドメインかどうかは、口コミの多さと関係が見えていません。

したがって、「サイトを作れば口コミが増える」とは言えません。「口コミが多い店は自社サイトを持っている」とも言えません。登録の有無だけを見ていれば「上位店ほどサイトを持っている」という話になりますが、行き先まで分けると、その関係は残りませんでした。

この数字から、自分の店の位置をどう確かめるのか

見るのは口コミ件数と、登録されているURLの行き先の2つだけです。必要なのはGoogleマップと3分です。

  1. Googleマップで自店を開き、口コミ件数を確認する。「口コミの件数は、エリアでどれだけ違うのか」の表で、近いエリアの中央値と比べる。下回っていれば、そのエリアの下半分にいる
  2. 同じ画面で、ウェブサイトのURLが登録されているかを確認する
  3. 登録されている場合、そのURLをタップして行き先を見る。自店のドメインか、掲載媒体の中の1ページかを確かめる

3番目が、本記事で新しく分けた部分です。2,340店のうち686店は、ここでホットペッパービューティーの店舗ページに飛びます。URLが入っていること自体は、自社のサイトがあることを意味しません。

対象7エリア以外の店でも、同じ手順で調べられます。調査日・範囲・対象業種・除外した条件・取り切れたことの確認方法・分類に使ったドメインの一覧までをすべて書いてあるのは、同じ方法を誰でも再現できるようにするためです。

よくあるご質問

「サイトURLがある」と「自社サイトがある」は何が違うのですか

数えているものが違います。「サイトURLがある」はGoogleの店舗情報にURLが1本入っている状態で、2,340店の76.9%が該当します。「自社サイトがある」はそのURLが自社のドメインである状態で、36.6%まで下がります。差の多くは、ホットペッパービューティーなど集客ポータルの店舗ページです。

この調査に費用や掲載料はかかっていますか

かかっていません。ダレノテ編集部が自社の費用で実施した調査であり、調査対象の店舗から掲載料も調査料も受け取っていません。特定の店から依頼を受けた調査でもなく、使ったのは誰でも見られる公開情報だけです。

なぜ個別の店名を公開しないのですか

口コミ件数の少なさやサイトURLの有無を店名つきで公開すると、その店の不利益になるためです。本調査は特定の店を評価するものではなく、エリア全体の分布を知るために行いました。そのため件数と割合だけを載せています。

口コミが多い店は、自社サイトを持っているのですか

言えません。口コミ上位10店ではサイトURLの登録率が98.6%と高くなりますが、その登録URLのうち自社ドメインの割合は47.8%で、全店の47.6%と差が見当たりませんでした。上位20店・30店・50店まで広げても47.8〜52.2%で変わりません。口コミの多さと自社サイトの有無に、関係は見えていません。

中央値や上位25%が小数なのはなぜですか

四分位を線形補間法で計算しており、丸めると別の数字になるためです。店を口コミ件数の順に並べ、位置を按分して求めるため、23.5件や64.75件のような小数が出ます。整数に丸めると上げ下げの方向が記事ごとにぶれるため、本記事では計算結果をそのまま載せています。

取得したデータが途中で切れていないと、どう確認したのですか

エリアごとに方法が違います。心斎橋は初回の取得が上限で打ち切られて573店だったため、区画を細かくして取り直し728店で確定しました。他の6エリアは、どの区画もAPIの上限20件に達しておらず、取りこぼしが起きない状態であることを確認しています。

自分の店でも同じ調べ方はできますか

できます。本記事に調査日・範囲・対象業種・除外した条件、URLの分類に使ったドメインの一覧まで書いています。Googleマップで自店を開けば、口コミ件数がエリアの中央値より上か下か、登録されているURLの行き先が自社のサイトかポータルの店舗ページかを、その場で確認できます。

このデータの前提と限界

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状態項目内容
分からない判定を保留した13店(0.6%)のURLの行き先短縮URL・共有ホスティングなど、ドメインだけでは行き先を判別できなかった13店(全体の0.6%)は、どの区分にも入れずに保留しています。この13店がどこに入るかで、自社ドメインの割合は最大0.6ポイント動きます。該当する13店は11のホストにまたがり、判定に使ったドメインでは9件です。その9件は本文にすべて挙げています。
分からない自社ドメインと判定した856店を、実際にページを開いて確認していないこと①自社ドメインと判定した856店のうち、実際にページを開いて保有者を確認したものは1件もありません。判定はドメイン名とURLの構造、および同じドメインを何店が使っているかだけで行っています。そのうち531店は、1店だけがそのドメインを使っており、特に手がかりが乏しいものです。さらにそのうち443店は、URLがトップページのみで、ドメイン名以外に材料がありません。別項目にある「そのドメインを1店だけが使っている541件」との関係は、541件のうち10件がサブドメイン付きのホストで、それを除いた531店がここでの数字です。その10件は全件を目視で確認済みです。公開前の見直しでは、実際に誤りが見つかっています。1店だけが使っているドメインからも、複数の店が共有しているドメインからも出ました。とくに直近2回の見直しで見つかったものは、いずれもこの531店の外側からです。3店で共有していたドメインと、4店で共有していたドメインでした。手がかりが乏しい531店だけが危ういわけではありません。範囲を限らず、①と判定した856店すべてが未確認だとお考えください。全数を確認した結果ではないため、何%が誤っているかは見積もれません。なお、判定ルールの見直しで①から他の区分へ移った店の口コミ件数は、49件以下の層に集中していました。今回はそうだったという観測にすぎず、誤りが口コミの少ない層に偏るという意味ではありません。
分からない判定の誤りが出尽くしたかどうか公開前の見直しで①自社ドメインから他の区分へ移した店は、6回の見直しで累計29店(19ドメイン)になりました。判定ルールは美容室とエステの両方に使っているため、この29店には両方が含まれます。内訳は美容室13店(869店から856店へ)とエステ16店(219店から203店へ)です。各回の内訳は、美容室が4店・2店・0店・0店・3店・4店、エステが0店・10店・5店・1店・0店・0店でした。回を重ねても発見数は減っていません。美容室では直近2回が3店・4店で、最新の回は初回の4店と並ぶ最多です。しかも直近2回は、どちらも新しい観点を作って初めて見つかったもので、その経緯は判定ルールのファイルの changelog に記録してあります。読者が確認できます。したがって、これで出尽くしたとは言えません。今後も見つかる可能性があります。いつ収束するかについては、見通しを述べられません。
分からない口コミ件数と自社サイトの因果関係1時点の同時観測であり、前後関係を確認していません。サイトを作れば口コミが増えるとも、その逆とも言えません。
分からない口コミの中身と評価点件数だけを数えています。星の数、口コミ本文、投稿された時期は見ていません。
分からない区や市の全店舗数各駅の座標を中心とする半径500mの範囲に限った集計です。範囲外の店は数えていません。
行っていない上位100店まで広げた集計の掲載上位100店では、エリアによって母数に占める割合が13.7%から67.6%まで開き、「上位100店」が指すものがエリアごとに変わります。また境界に同じ口コミ件数の店が複数あり、どちらを含めるかで数字が動きます。そのため上位50店までを掲載しています。なお同じ口コミ件数の店は上位10店・20店の境界にもあり、池袋の10位(314件が2店)と難波の20位(95件が2店)が該当します。この4店はいずれもURLの登録があり自社ドメインのため、掲載中の数字は動きません。
行っていない口コミ上位10店のエリア別の内訳の公開エリア別の内訳は、1エリアあたりの件数が少なく店が特定されうるため公開していません。本記事は7エリアを合計した70店の集計のみを載せています。
行っていないチェーン本部サイト配下の店舗ページを自社ドメインから除く処理自社ドメイン856店には、チェーンやシェアサロンの本部サイト配下にある店舗ページを含めたままにしています。同一ドメインを4店以上が共有しているのは174店で、全2,340店の7.4%、自社ドメイン856店の20.3%にあたります(該当するドメインは25件です)。この数はこれまで178店・26ドメインでしたが、4店で共有していたドメイン1件が①から外れたため減りました。「4店以上」というしきい値のちょうど境目にいたため、①から外れると同時にこの内訳からも消えています。①の判定が変われば、この表も連動して変わります。一方、自社ドメインと判定した856店のうち541店は、そのドメインを自分の店だけで使っています(856店の63.2%)。残りは、チェーン本部やシェアサロン運営会社のドメインを複数の店で共有しているものです。この541店は、ドメインを単位に数えても541件で、1店ずつ対応します。そのうちサブドメインを使っていない531店については、別項目「自社ドメインと判定した856店を、実際にページを開いて確認していないこと」に書いています。なお、区分表にある「⑦ URL登録なし 541店」とはまったく別のもので、数字が同じなのは偶然です。
行っていない複数時点での観測2026年7月31日の1時点のみです。Googleに登録された店舗情報は日々更新されるため、同じ条件で数え直せば数字は変わります。
確認済み取得の完全性心斎橋駅は初回の取得が上限で打ち切られ573店だったため、区画を細かくして取り直し728店で確定しました。さらに1段細かくしても店舗数が変わらないことを確認しています。他の6エリアは、どの区画もAPIの上限20件に達しておらず、取りこぼしが起きない状態であることを確認しました。
確認済みエリア間の重複の除外7エリアの全21通りの組み合わせで店舗IDを突き合わせ、心斎橋駅と難波駅で重複していた31店を心斎橋駅側にのみ計上しました。合計2,340店は重複を除いたあとの実数です。
確認済み口コミ上位N店のエリア間の重複上位10・20・30・50店のいずれについても、7エリアの全21通りの組み合わせで店舗IDを突き合わせ、重複が0件であることを確認しました。したがって延べ店舗数とユニークの店舗数は一致します(上位10店なら、いずれも70店)。なお本文の「69店」はURLが登録されていた店舗数であり、ユニークの店舗数ではありません。
確認済み差の検定に用いた方法割合どうしの差は、母比率の差の検定(プールした比率で標準誤差を求める二標本z検定)で判定しました。信頼区間は Wilson score interval で求めています。本文のp値は、実際には差がないのに、これだけの差かそれ以上の差が偶然でついてしまう確率です。
確認済み1店しか該当していないドメインを名前入りで載せていること③に挙げたドメインのうち20件は、今回1店しか該当していません。複数の店が同じドメインを使っているという裏付けが無く、その1店のURLの形(店ごとに割り当てられたサブドメイン、または店ごとのIDを含むパス)だけを根拠に第三者のサービスと判定しています。

Googleに登録されている店舗情報は日々更新されるため、本記事の数字は2026年7月31日時点のものです。同じ条件で数え直せば、数字は変わります。

※ 店名は出していません。件数と傾向だけを扱い、掲載順が低い店を名指しで論評することはしません。個別の取材記事へのリンクも置いていません(匿名性が破れるためです)。

参照した情報

執筆: ダレノテ編集部 / 監修: 黒岩 俊児 / 掲載料・取材料はいただいていません。

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